
こんな時に頼りになる!知っておきたい社労士の役割
社労士の仕事内容はどんなものか
社労士は、社会保障と労働法の専門家です。まず、公共職業安定所などの行政機関に提出する書類の提出代行や事務代理をします。具体的には、企業に作成義務のある就業規則などの規定や帳簿を作成し届け出ます。さらに、紛争調整委員会が行うあっせんや調停などの紛争解決手続きの代理業務もこなすことも少なくありません。そして、人事や賃金制度の設計や雇用管理に関する指導や相談を請け負います。それから、労働保険や社会保険の加入や脱退のほか、保険給付の請求や助成金請求の手続きを行います。
社労士が活躍する場面
労働者を雇用する職場では、労働時間や残業時間を始め、休憩時間や年次有給休暇の取り方など、調整の難しい問題が山積しています。こうした労働問題の解決に寄与できるのが、社労士と言えるでしょう。年次有給休暇は年間5日以上必ず消化しなければならないと定められましたが、これまでは年休を消化しきれない職場も少なくありませんでした。また、休憩時間についても、1日6時間を超える労働時間があれば45分の休憩を取り、8時間を超える労働をしたら1時間の休憩を取ると規定されています。しかし、現場では消化が容易ではないというケースも珍しくありません。このような状態が放置されると、労働局や労働基準監督署などから行政指導を受けることがあります。経営者と労働者の関係がこじれたら、労働局が介入する紛争に発展するかもしれません。社労士のアドバイスを受ければ、コンプライアンスが図られて紛争を回避でき、健全な労働環境を整備することができるでしょう。
渋谷区に拠点を置く企業は、従業員との間で生じる労務・労働関係問題や年金、社会保険等の問題を、社労士会に席を置く渋谷の社労士に相談することができます。